4月25日、告示まで2週間となった静岡県知事選をめぐり、すでに出馬を表明してる2人はさらなる支援体制構築に向け動きを活発化させています。
4月25日午前、大村慎一氏と鈴木康友氏の姿は静岡市内にありました。静岡県内のJAグループが知事選の対応について協議する「農政対策協議会」に参加するためです。
今回の知事選をめぐっては、川勝平太知事の職業差別ともとれる発言が発端となっていて、農業関係者からは抗議の声明文が提出される事態となりました。知事選に向け、JAグループの動向に注目が集まる中、各立候補予定者は農業政策を中心に意気込みを語りました。
<大村慎一氏>
「農林水産業に従事をしているみなさまは国の宝である。そういったみなさまの誇りを取り戻すために先頭に立って、県政を担ったら頑張っていきたいと申し上げた」
<鈴木康友氏>
「私、農業経営塾というのをやってきたが、その農業経営塾の卒業生の中から新しい農業の担い手が生まれてきて、稼ぐ農家が生まれてきている。こういうものは全県に広げていくことができる」
2人から話を聞いたJAグループの出した結論は―。
<JA静岡中央会 鈴木政成会長>
「今回の知事選挙においては、大村慎一氏を推薦すると全会一致で決定した。大村さんの決意といいますか、農業施策が強いものがあると判断した」
告示日まであと2週間。知事選の構図が鮮明になる中、さらに準備は加速していきます。