3月13日放送「静岡発そこ知り」のテーマは、『あの店の隠れた名品 in 熱海』。
なすなかにしの中西さんと梅小鉢の高田さん夫婦が訪れたのは、熱海で唯一というかまぼこ工房。まさかここで驚きのサプライズを受けるとは夢にも思っていなかったようです。
年間50種類以上の練り物を作る老舗かまぼこ工房

旬の食材をいかした種類豊富な練り物は年間50種類を越え、市内の多くの旅館にも卸している名店です。

全ての商品が保存料なしの手作りというのが嬉しいですね。
注文を受けてから揚げる伊豆揚げが大人気

なかでも人気の伊豆揚げは、注文が入ってからその場で揚げてくれるのが特徴。なんと1か月で1500本も売れる大人気商品です。

中西さんは一番人気の「伊豆揚いか大葉」、高田さんは桜えびを使った「大漁えび娘」をチョイスしました。

中西さん:イカがコリコリでおいしい。大葉のさっぱりとした感じもいいね。
「大漁えび娘」を食べた高田さんは、ふわっふわのすり身の食感と桜えびの風味に感動していました。

こちらはひと口サイズの練り物を、こだわりのお出汁で煮込んだ「熱海おでん」。週末に作ってすぐに売り切れてしまうほどの人気なんです。

こちらは練り物を湯葉で巻いた湯葉巻き。お出汁にすり身の旨味が出て、深い味わいが楽しめます。
中西さん:お出汁をたっぷり吸ってる!これはうまい。
知る人ぞ知る名品は、完全オーダーメイドのかまぼこケーキ。

ここで山田屋さんの隠れた名品を聞いてみたところ、社長の福島さんが大事そうに運んできたのは、ロウソクを立てた大きなケーキのようなもの。

福島さん:結婚7周年とお伺いしていたので、イラストの似顔絵のかまぼこのケーキです。
二人:えーっ!? かわいい!これがかまぼこなの?
山田屋の隠れた名品は、全て魚のすり身で作られたかまぼこケーキ。職人さんが長年培った技術をいかし、ケーキ作りと同じ道具を使って1日かけて作ります。

実はケーキの内側にも仕掛けが。ケーキの土台部分が2層になっていて、下部分が伊達巻になっているんです。
名前はケーキですが、かまぼこなので醤油をつけて召し上がれ♪
高田さん:伊達巻き部分が甘いから、ちょっとスイーツみたいな感覚。

かまぼこケーキを始めたきっかけは、甘いものが苦手なお客さんからかまぼこでケーキを作れないかという依頼があったから。
福島さんは、オーダーしてくれたお客さんを喜ばせたいという一心で作っているとのこと。世界でひとつだけのケーキ、思いも技術も詰まった名品です。
※かまぼこケーキはオーダー制で12cm 8,640円〜(税込)。今回のケーキは20cmです。
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■お魚のすり身の店 山田屋
住所:熱海市咲見町10-1
電話:0120-82-3170
営業:9:00〜18:00
休み:元日