静岡県のイメージキャラクター「ふじっぴー」が2月22日、誕生から初めてとなる“おしゃべり”を披露しました。最新のAI技術によって実現した「ふじっぴー」の声とは。
多くの報道陣が詰めかけたのは、静岡県のイメージキャラクター「ふじっぴー」のPR隊就任式。そこで、重大発表がありました。
<静岡県イメージキャラクター ふじっぴー>
「みんな、こんにちは!ふじっぴーだよ!きょうは来てくれてありがとう!ふじっぴー、話せるようになったから、PR隊に任命してもらうことになったんだ」
ふじっぴーが披露したのは声でのおしゃべり!2003年の誕生から20年経ち、ついに実現しました。
<ふじっぴー>
「この間、このおしゃべりスピーカーを使ってしゃべっている夢を見たんだ。それで、次の朝起きたら、このスピーカーが枕元にあったんだ」
<静岡県職員>
「すごいね!それでおしゃべるできるようになったんだね」
ふじっぴーの声の秘密は、ヤマハが開発したAIボイスチェンジャー「TransVox」。静岡県に拠点を置く劇団「SPAC」の俳優・鈴木真理子さんの声を元に作られ、ヤマハの最新技術で瞬時に音質を変換する仕組みです。
<子供たち>
「かわいい」
<ふじっぴー>
「かわいい?ありがとう!君たちの方がかわいいよ」
声を手に入れたふじっぴーがやりたいことを聞いてみました。
<ふじっぴー>
「たくさんおしゃべりして、お友達を増やしたいな!」
<静岡県広聴広報課 眞殿侑樹主任>
「情報発信をしていくために県民の方に職員が話すより、ふじっぴーが話すことで親しみがわいてもらえるかなということで、ふじっぴーにしゃべってもらうことにしました」
ふじっぴーは今後、静岡県公式のサイトやSNSでの動画配信などを通じて、県の魅力や県政の情報を声で発信していきます。