静岡学園がPK戦で浜松開誠館を退け決勝へ!同点弾の大木悠羽「決めるだけだった」<静岡県高校サッカー新人戦・準決勝>
サッカーの静岡県高校新人大会は1月27日、愛鷹広域公園多目的競技場で準決勝が行われ、第1試合は静岡学園がPK戦の末に浜松開誠館を破り、2年連続の決勝進出を決めた。
静岡学園は延長前半7分、浜松開誠館にコーナーキックから先制を許したが、その5分後に同点に。左クロスに反応したFW池田双葉(大阪・千里丘FC出身)がゴール前で体を張り、こぼれ球をFW大木悠羽(清水ジュニアユース出身)が左足で押し込んだ。
もつれ込んだPK戦では、1年生GKの有竹拓海(FC東京深川出身)が相手のキッカーを2本連続でブロック。静岡学園のキッカーはすべて成功した。
浜松開誠館は鋭いプレスで静岡学園を苦しめ、前半から相手ゴールに迫った。しかし、クロスやシュートの精度を欠いた。延長前半7分にMF浜中伊吹がコーナーキックを右足で合わせて先手を取ったが、主導権を握れず。10年ぶりの決勝進出はならなかった。
<静岡学園 斉藤興龍部長>
攻撃の質をもっと上げなければ、静岡学園の良さは出てこない。もっとやれるはず。良いところを出し切れていない。(同点ゴールの)大木には得点を期待しているので、結果を出したことは良かった。調子の良い選手は起用して、チャレンジさせている。決勝まで行けて試合がたくさんできるのはプラス。ここで学んだことを春につなげていければ。
<静岡学園 同点ゴールのFW大木悠羽>
今日は前半は押されていたが、後半は外から崩してゴール前にしっかり詰めようと話し合った。その意図がはまって、ちょうどいいところにボールが来たので落ち着いて決めるだけだった。昨年と比べて気持ちの部分は強くなった。1年前はチームのことよりも自分のことで精一杯だった。今年はチームのためにプレーすることを意識している。決勝は、自分の得点も大切だが、チームとして勝ちたい。
<浜松開誠館 青嶋文明監督>
個々のところは、いろいろな意味でまだ幼い。こういう試合を経験して学んでくれれば。グループで戦えば元気がいい選手も、個人での戦いとなると弱さを見せている。タフさが課題。自信をもってボールを扱えたり、冷静にプレーできるようになってくれればもう少し良くなると思う。
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