
「水分の多い少ないを数字で見える化」光で何ができる? 16日から浜松ホトニクスが「PHOTON FAIR」
光の分野を専門とする「浜松ホトニクス」による展示会「PHOTON FAIR」の内覧会が11月15日開かれ、光にまつわる最先端の技術が集結しました。

16日から浜松市で始まる光技術のトップランナー「浜松ホトニクス」による展示会のテーマは「光で何ができるか」。
「くらし」や「健康」、「地球」など6つのテーマに分けて、最先端の技術や製品が展示されています。15日は、関係者向けの内覧会が開かれました。

「地球」のコーナーに展示されている装置では、食材に光を当てるだけで、反射する光の量から水分量が計測できます。

<浜松ホトニクス 岡野陽平さん>
「例えば大根の水分が多いものですと、水分が多いという表示が出ますが、水分が少ないものは、水分が少ないという表示が出てくる」
この装置を使えば、水分だけでなく脂の量や糖の量も計測できるといいます。
<浜松ホトニクス 岡野陽平さん>
「微妙な水分や成分の多い少ないというのを数字で見える化することによって、正確な診断をすることが可能になります」
近年、食糧危機を救うかもしれないと注目が集まる藻類を培養するための装置は、人工的な光が藻類の光合成を促します。
そして、光センサーでポッドの中が「どれくらい緑色か」を計測することで、藻類の数を測ることも可能になりました。
従来の培養方法では、サンプルを採取しなければ、藻類の数などを確認することはできませんでしたが、この装置を使えばリアルタイムで確認ができます。
会場には「医療」から「エネルギー」まで、光を活用する幅広い分野の技術が集まっています。
「PHOTONFAIR2023」は、11月16日から3日間にわたって一般公開されます。
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