ジュビロ磐田の鈴木海音、相手の〝宣戦布告〟にも動じず! 昨季在籍した栃木との最終節は「結果にこだわる」

J2磐田のDF鈴木海、葛藤乗り越えメンタル成長


ジュビロ磐田の鈴木海音選手は7日、報道陣の取材に応じました。最終節の栃木戦は同じセンターバックの伊藤槙人選手が累積警告で出場停止。8月の町田ゼルビア戦以来の出番が濃厚です。「悔しさをぶつけられるいいチャンス。成長した姿を見せたい」と意気込んでいます。

パリ五輪を目指す世代別日本代表の鈴木選手は、代表活動の遠征で磐田を離れるたびに定位置を失っていた今季、さまざまな葛藤を抱えながらプレーしていたそうです。「代表に行って磐田でスタメンで出られないと自分の信頼が足りてないと感じた。代表の試合に勝って戻ってきてもスタメンではないこともあった。そこはなかなか難しさもあった。そういったことを経験してメンタル的にも成長できた。最初はなんでだろうと自分にベクトルを向けられなかったが、自分自身がもっと成長しなければいけないと思った」と振り返ります。

警戒する先輩FWへの対応にも自信

栃木は昨季、育成型期限付き移籍で在籍した縁のあるチームです。栃木の関係者からは事前に連絡があり「おまえの特徴は全部分かっているから」と〝宣戦布告〟があったそうです。同じ浜松市出身の先輩に当たる矢野貴章選手らのポストプレーを警戒し「いきすぎると入れ替わってしまう。そこの距離感はつかめていると思う。冷静に対応したい」と自信を見せます。

求められるのは相手の攻撃陣を押さえ込んでゼロに封じることです。磐田では8月以来、久々の公式戦となりますが、出番がない週末でもトレーニングの負荷を上げて状態を保ってきました。「最近出られていないので最終戦で最高のチャンス。自分の信頼も上がるので結果にこだわる。自分一人で守ってやろうという気持ち」と力強く語りました。
シズサカ シズサカ

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