
リニア新幹線の静岡工区の着工に向けて、静岡県の鈴木知事が、7月1日にJR東海の丹羽社長と面会することが決まりました。7月7日と見通される着工容認の表明を前にJR東海による住民説明会の実施状況を直接、確認する狙いがありそうです。
リニア中央新幹線の静岡工区の着工に向けた動きが加速する中、県は、6月24日、7月1日午後に、鈴木知事とJR東海の丹羽俊介社長が県庁で面会することが決まったと発表しました。
静岡工区をめぐっては、着工の前提としていた水資源や生態系に関する県とJR東海の対話が完了し、JR東海は、5月下旬から静岡市や大井川流域の10の市や町で続けてきた住民説明会を6月22日に終了しました。
■7月1日に鈴木知事とJR東海社長 面会へ
<鈴木康友静岡県知事>
「今回の説明会が大井川流域住民等の皆様に寄り添ったものであったと感じているが、県民の理解醸成については、さらに、説明会の実施状況の詳細を整理するとともに、JR東海からも状況を把握すること等により確認していく」
鈴木知事は、7月1日のJR東海の丹羽社長との面会で、住民説明会の実施状況の詳細について直接確認する見通しです。
また、関係者によりますと、鈴木知事は、県議会6月定例会最終日の7月7日に着工の容認を正式に表明した後、12日を軸にJR東海と自然環境保全条例に基づく協定を締結する方向で最終調整していることがわかっています。
こうした状況にリニア期成同盟会の会長からは歓迎の声がー
<リニア中央新幹線建設促進期成同盟会 大村秀章愛知県知事>
「期成同盟会としてもしっかりサポートをして、この事業の一日も早い完成、開業に向けて取り組んでいきたい」
■大井川流域の自治体は「大井川の水」を心配

一方、大井川流域の自治体では―
<坂口将也記者>
「午後2時過ぎの藤枝市役所です。こちらではJR東海から市議会議員に対し、リニア工事に関する説明が行われています」
長年、リニア問題を議論してきた流域の市と町の議会。
JR東海の説明に対し、市議から上がったのは「大井川の水」を心配する声です。
<藤枝市議会 神戸好伸議長>
「10年後、20年後、さらには将来にわたり、大井川の伏流水や表層水が失われるものとは絶対ないと断言できるのか。万が一にもトンネル工事の影響で将来的に大井川の湧水や流量や地下水に変化が生じた場合、JR東海はどのように考えるのか」
「トンネル内の湧き水については、全て大井川に戻すので、中下流域の河川流量は維持されると考えている。万が一工事に伴う影響があって、水資源の利用に影響が生じた場合は、適切に補償を行わせていただきたい」
JR東海は、26日、掛川市議会への説明会を開く予定です。










































































