子どもの歯の「仕上げ磨き」何歳までするべき?歯科医師に聞いてみた 5歳以上の9割近くが過去に虫歯に...朝の歯磨きでタイミングよりも大切なこと

6月4日は語呂合わせで「虫歯の日」でした。厚生労働省の2024年の調査では、5歳以上の9割近くが過去に虫歯になったことがあるという結果が出ています。

虫歯になりやすいとされる子どもの歯ですが、歯みがきを別の人がサポートする「仕上げ磨き」は何歳ぐらいまで実施するべきか、歯科医師に聞きました。

■「子どもの仕上げ磨き」何歳まで?

やよい歯科医院 佐々木優院長

静岡市駿河区の「やよい歯科医院」の佐々木院長は、「お子様の仕上げ磨きは一般的には9歳~10歳ぐらい」と話します。

<やよい歯科医院 佐々木優院長>
「9歳~10歳ぐらいまでのお子さんは一般的に手のさまざまな動きがあまり得意でない、ということが発達の一般的な話としてあります」

佐々木院長は、9歳~10歳ぐらいまでの子どもは手首や指先を動かす細かい運動が難しく、1人では歯の裏側や間、奥歯などがしっかりと磨けないため、その年齢までは手伝ってあげてほしいとしています。

■歯磨き粉で確認するべき「フッ素」

佐々木院長は、簡単にできる虫歯対策として、歯磨き粉の確認を推奨しています。

虫歯予防に有効なのは、「フッ素入り」の歯磨き粉で、子どもの場合はフッ素が900~1000ppm、大人の場合は約1450ppm入っているものを使用してほしいということです。

フッ素の量は歯磨き粉のパッケージで確認することができます。

では、子どもに限らず毎日歯を磨いているのに虫歯になってしまうという人には、なにが足りないのでしょうか。

■毎日磨いているのに... なぜ虫歯になる?

<やよい歯科医院 佐々木優院長>
「歯ブラシでしっかり磨いていても大体磨けているのは60~65%と言われている」

虫歯を防ぐには、食事で歯についた糖分をしっかりと取り除くことが必要です。歯ブラシだけでは歯と歯の間や奥歯の溝などにどうしても磨き残しが残ってしまうといいます。

<佐々木院長>
「フロスでしっかり歯と歯の間を磨いていただいて、ようやく80%~85%磨けた量になる。さらに歯間ブラシなどを使うことによって、ようやく90~95%磨けている。100%というのはなかなか難しいもの」

■"3点セット"で磨き残しを少なくする 健康な歯を保つためには?

基本は「歯ブラシ・フロス・歯間ブラシ」の3点セットを使って、いかに磨き残しを少なくするかが重要です。

さらに健康な歯を保つために大切なポイントが、「寝る前の歯磨き」です。

<佐々木院長>
「寝ている間にお口の中の細菌は爆発的に増えていきます。その状態を防ぐためにもまずは寝る前に、しっかりとお口の中の歯磨きをして菌の数を減らしていただきたい」

では、朝の歯磨きは「朝食の前」と「朝食の後」、どちらにするべきか。

■歯磨きをするうえで大切なこと

佐々木院長は、朝の歯磨きのタイミングはそこまでこだわる必要はなく、それよりも「夜、寝る前に必ず丁寧に磨くこと」、「虫歯予防に有効なフッ素入りの歯磨き粉を正しく使うこと」が大事だと話します。

寝る前にしっかりと歯磨きをすることを前提に、起きた直後は「うがい」だけでも虫歯の予防には大切だといいます。

<佐々木院長>
「起きた後、まずはうがいをしていただきたい。うがいをしても菌の数は減るものです。その後、食後に速やかに磨いていただく。これが生活リズムとしても1番一般的に推奨されるものかなと考えています」

いつまでも丈夫な歯を保ちたい。日頃の意識が、将来の歯の健康につながります。

「あしたを“ちょっと”幸せに ヒントはきょうのニュースから」をコンセプトに、静岡県内でその日起きた出来事を詳しく、わかりやすく、そして、丁寧にお伝えするニュース番組です。月〜金18:15OA

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