
■野外イベントでも大人気「アレンジ性の高さ」が理由
色鮮やかに盛り付けられたメキシコ料理の代名詞ともいえる「タコス」。このフードを提供する店舗が静岡県内で増えています。
このタコス、実は現代の飲食店が抱える問題点をクリアしているとして注目が集まっています。
4月19日、静岡市駿河区で行われた野外イベント。ここでひときわ人気を集めていたのは、メキシコの国民食とも呼ばれる「タコス」です。
<来場者>
「米でお肉を食べるのもおいしいけど、トルティーヤで食べるともっとお肉を楽しめるというか」
<来場者>
「めっちゃ旨い。ほろほろ。タコスブーム来るかもね」
肉や野菜など自由にカスタマイズできるアレンジ性の高さが人気の理由です。
■5年で店舗数は約2倍に ライバル急増の実感
11年前からタコス店を経営する大野さんは、週末はイベント出店、平日は店舗営業をしていますが、近年ライバルが増えてきたと感じています。
「今までタコス屋さんはほとんどなかった。確実にタコスが広がっているんだなという実感はします」
タコスが食べられるメキシコ料理店をマップで調べると、2020年に250件ほどだった登録件数が、いまは462件にまで増えています。
大野さんの店は具材へのこだわりはもちろん、生地も手づくりの本格派です。
「お肉がジューシー、野菜のサッパリさも後から追いかけてきます。ガツンと来ますね。美味しい」
「既製品がいっぱい出てるんで、その分お手軽に家庭でも作れると言うのは、タコスの魅力もあるかな」
■最大の理由は「出店のしやすさ」と「人手不足対策」
タコス店が増えている最大の理由は「出店のしやすさ」です。静岡市駿河区にある店舗は、1年前にテイクアウト専門店としてオープンしました。
「段取りさえしっかりしていれば、割と従業員の数が少なくてもお店を回せるというところも1つの魅力だと思う」
いま飲食店は人手不足が課題となっていますが、タコスは調理の工程が比較的簡略化されているため、1人でも店を回せます。
さらに、小さいスペースで経営できるのも大きな魅力です。
■専門家が指摘する「多様な食文化への適合」
フードジャーナリストの山路力也さんは、タコス専門店の将来性について次のように指摘します。
<フードジャーナリスト 山路力也さん>
「ヘルシー感であるとか、自分好みの味を作りやすかったり、トウモロコシの粉を使うのでグルテンフリー。現代の多様化した食文化を受け入れやすいという部分が大きいのかなと思っています」
■「米騒動」も追い風に?ご当地タコスの誕生に期待
<杉本キャスター>
紹介した静岡市のお店はタコライスも提供しています。
ただ、このタコライス、2025年の令和の米騒動によって一気にコストがアップしました。
コメが原料に含まれないことは、出店したい人にとって少し追い風になっています。
フードジャーナリストの山路さんによりますと『今後はトルティーヤで包んだもの=タコスという概念が広がり、ご当地タコスが生まれるのでは』と期待を示しています」









































































