
「途中から痛みも感じず死ぬと思った」原告らが証言
熱海土石流災害をめぐる民事裁判で2026年4月21日に最後の証人尋問が行なわれ、原告ら9人が証言台に立ちました。
土石流にのまれ間一髪で助かった女性は「途中から痛みも感じず死ぬと思った」と当時の心境を明かしました。
28人が死亡した熱海市伊豆山の土石流災害をめぐっては、遺族らが崩落した“違法盛り土”の前と現在の土地所有者や県、熱海市などに対して損害賠償を求めています。
7日間にも及んだ証人尋問の最終日となった21日、原告側から9人が証言台に立ちました。証人の1人で母を亡くした瀬下雄史さんは、遺体と対面したときの心境を伝えました。
<瀬下雄史さんの証言>
「夏日の天候と長雨の影響で正視できる状態ではありませんでした。人間ってこんなになってしまうのかという思いと、これは本当に母なのかと思いました」
発生当時、自宅にいたという川口紗希さんは、家の中になだれ込んだ土砂が首元まで迫った恐怖を語りました。
<川口紗希さんの証言>
「押し入れとベッドに挟まれて身動きが取れませんでした。途中から痛くもなかったし、このまま死ぬんだろうなと思いました」
「行政が業者の手伝いをしたと思う」
また、自宅が全壊した太田滋さんは「行政が業者の手伝いをしたと思っています」と行政側の責任を指摘しました。証人尋問を終えた原告は。
<母を亡くした 瀬下雄史さん>
「災害で亡くした、なおかつそれが人災だったということでどうしても諦めきれない思いがあるので引き続き、ゴールは見えてきているが最後まで戦っていきたい」
裁判所側からは審理の終結が7月から9月に延期される可能性が示されているといいますが、2026年度内には判決が出される見通しです。










































































