「いわゆる道間違いが非常に多かった」迫る富士山の夏山シーズン 静岡側「須走ルート」開山日を山梨側と同じ7月1日にする方向で調整=静岡・小山町

富士山の夏山シーズン開幕を前に4月10日、静岡県小山町の登山ガイドが集まり研修を行いました。2026年の大きな変化として、静岡県小山町の須走ルートの開山日が山梨県と同じ7月1日になる予定で、県の担当者などがその狙いについて説明しました。

富士山で夏山シーズンが始まるまであと3か月ほど。

10日は、小山町の登山ガイドが研修会を開き、2026年シーズンの富士山の登山規制や山岳遭難事故の防止について確認しました。

<静岡県富士山世界遺産課 岡部晋治課長>
「今年については山梨の吉田口と開山日をあわせて7月1日から須走ルートは開けるというような予定にしております」

静岡県の3つの登山ルートは、例年7月10日頃に開山します。一方、山梨県の唯一の吉田ルートは毎年7月1日に開山します。県は2026年、小山町の須走ルートについて、山梨県と同じ7月1日の開山を予定して準備を進めています。

須走ルートの開山日を前倒しの理由は...

<登山ガイド集団やまぼうし 米山千晴さん>
「いわゆる道間違いが非常に多かったんです」

県によりますと、須走ルートの開山日を前倒しする主な理由は、登山者が下山するルートを間違えることが多いこと。

静岡県の須走ルートと山梨県の吉田ルートは八合目で合流するため、吉田ルートから登った登山者が下山する際に間違って須走ルートに向かってしまうことがあります。

さらに、山頂のトイレが「須走口山内組合」の山小屋のものしかないため、静岡県側が開山するまで山頂のトイレが使えなかったことも大きな理由です。

<登山ガイド>
「やっとここが7月1日に統一されたので、お互いに協力体制がとれるかな」

夏山シーズンの開幕に向けて準備が進む一方で、問題になっているのが登山道の冬季閉鎖中に起きる山岳遭難です。

救助されたポーランド人男性「SNSを見て絶景を巡りたかった」

4月6日、山頂付近で31歳のポーランド人の男性が滑落し、県の防災ヘリコプターで救助されました。

男性は警察の調べに対し、「SNSを見て絶景を巡りたかった」「登山道が閉鎖されているとは知らなかった」などと話していたということです。

また、9日、宝永第一火口付近で県警の山岳遭難救助隊員が心肺停止状態の男性1人を発見し、その後、死亡が確認されました。

警察は、死亡したのは6日に滑落して遭難した、県外に住む30代の男性とみて身元の確認を急いでいます。

「あしたを“ちょっと”幸せに ヒントはきょうのニュースから」をコンセプトに、静岡県内でその日起きた出来事を詳しく、わかりやすく、そして、丁寧にお伝えするニュース番組です。月〜金18:15OA

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