
総カロリー1000キロ超え!「THE背徳感」のハンバーガー

ストレス社会を生きる私たちが心を満たす例外的なご褒美出費が広がりをみせています。罪悪感を感じながらも、満足感を得る「ギルティ消費」。世界的な健康志向とは逆行した動きが広まる理由とは?
静岡県三島市にあるハンバーガーショップでいま人気なのが、チーズをたっぷり150g使ったボリューム満点のハンバーガーです。
<杉本キャスター>
「お肉も凄く重量感があるんですけど、チーズにたっぷりつけて食べるのがたまらないです。美味しい。身体もそうですけど、心が満たされますね!」
<オーナー 鈴木龍也さん>
「そうですね!THE背徳感」
このメニューの総カロリーはなんと1000キロ越えで、一般的なハンバーガーの3倍から4倍ほどにあたります。それにもかかわらず1週間で10食以上売れるという注目ぶりです。
<鈴木オーナー>
「ジャンキーというイメージがあるので、普段は食べられないインパクトとか味の濃さを求めてきてくれるお客さんが多いです」
1週間で2000万本の異例ヒット

いま広がりを見せているのが、うしろめたさを感じつつも心を満たすギルティ消費。
健康志向が高まる一方で、背徳感のある消費がビジネスチャンスを生んでいます。
3月に発売された炭酸飲料「ギルティ炭酸NOPE」です。ペットボトル1本で336キロカロリーもありますが、発売1週間で2000万本という異例の売り上げを記録し、若い層を中心に人気を集めているそうです。
こうしたギルティ消費が注目を浴びる背景にあるのは慢性的なストレス社会と見られています。

厚生労働省によりますと、ストレスが健康を損なう要因として挙げた人がこの20年間で約3倍以上に増加しています。
特に20代~30代は、インフレやコロナ禍で節約や自粛からくる疲れが常態化していて、我慢を開放することで瞬間的に心を満たす消費が広がっているといいます。
背徳感を満たすご褒美的な商品

そうしたニーズに応えようと新たな取り組みとして「あげコッペパン」など高カロリーのものをメインテーマにした商品も展開されています。
クリームなどをたっぷり使うことでプレミアム感を出し、背徳感を満たすご褒美的な商品です。
<田子重西中原店 井上敬也店長代行>
「こういったものを一度ガツンと食べて、気持ちのリセットするにはいい商品」
経済効果への期待
世界的にヘルシー志向が高まる中で、全く正反対の方向を目指すギルティ消費。景気をよくするきっかけになりえると専門家は指摘します。
<静岡経済研究所 恒友専務理事>
「若い人を中心に趣味嗜好が多様化している中で、他のものと複合的になって経済を広げていく、消費を広げていく効果があると思います」
罪悪感を感じながらも心を満たす。ストレス社会に向き合う中で心の健康を維持する大切なヘルスケアのひとつです。
消費マインドを刺激する一方で「依存」のリスクも
このギルティ消費は、いつもは節制している自分を許してあげるという側面があるようです。
静岡経済研究所の恒友専務理事によりますと、長引く物価高や節約志向のなかで、ギルティ消費が財布のひもを緩めるひとつのきっかけになり、今後消費マインドを刺激するものになるのではないかとも指摘しています。
ただ、一時的な満足感に依存するリスクもありますから、そのバランスには注意が重要です。










































































