
受験シーズンが本格化していますが2026年度から高校の授業料が実質、無償化になります。
私立高校にとっては追い風になる一方で、苦戦が懸念される公立高校はそれぞれの特色を打ち出そうと対応に追われています。
私立高校 特色あるカリキュラム魅力
1月17日土曜日、授業が開かれていたのは静岡市清水区の東海大学付属静岡翔洋高校。
こちらの高校では2015年から週6日制を開始。土曜日は特別なカリキュラムとして▼大学受験に向けて勉強するコース、▼部活動に打ち込むコース、▼土曜講座と呼ばれる教科書を使わない実践的なコースの3グループに分かれます。
この日の土曜講座では、シカの心臓の解剖実験が行われました。
平日の授業は1コマ50分間ですが、土曜日は75分間のため、充実した実験ができるといいます。
<担当教諭>
「こういう解剖もこんなにゆっくりスケッチ描いたりとかいろいろ見ていいよとじっくり観察できる時間が50分だとどうしても確保できないので、すごい貴重な時間だと思う」
こうした特色があるカリキュラムを魅力として打ち出す私立高校は、この4月から授業料が実質無償化されます。
私立高校の授業料は実質無償化へ

2025年度まで高校生がいる家庭には、公立高校の授業料は一律に支給されていて、私立高校に関しては所得制限が設けられ、支給額の上限が設定されていました。
2026年度からは所得制限が撤廃され、私立高校の授業料の全国平均にあたる45万7000円が支給されるため授業料は実質無償化となります。
「授業料が高い」というイメージがある私立高校にとってはチャンスです。
<東海大学付属静岡翔洋中・高校 村上英治(むらかみ・えいじ)校長>
「公立と同じように選べるっていうか、どっちにしようかなっていう時に、私学選んでもいいかなっていう層は増えたっていう風に思っている」
私立高校との差別化も議論に

先行して「高校無償化」に舵を切った大阪府では、私立高校の人気が上昇した結果、公立高校の志願者平均倍率が1.02倍と過去最低に。
普通科では半数近くの公立高校が定員割れとなりました。
20日、磐田市で静岡県教育委員会が開いたのは、県立高校のありかたを考える協議会。
私立高校との差別化も議論に上がりました。
<袋井市 大場規之市長>
「公立高校のありかた全体を考えながら、私立とのバランス、特色の出し方、地域特性を活かしていく。そんなところでしっかりと対応していかなくてはならない」
少子化が進む中、県立の高校は数が多すぎるのでは?との指摘もある中、県教育委員会は私立高校との連携も模索しています。
<静岡県教育委員会 池上重弘教育長>
「公立高校と私立高校で子どもたちの教育を担っていく。連携していく、いわばパートナーだと思っている。もちろん教育委員会が直接管理するわけではありませんけど、連携しながら子どもたちの教育を進めていく。そういう立場で考えています」
授業料の無償化は、受験生や保護者にとって選択肢を広げることになりますが、学校側にとっては厳しいサバイバルの始まりとなっています。








































































