
解散総選挙をめぐる情報が出始めてからいわゆる「高市トレード」が加速し、円相場では約1年半ぶりの円安水準になっています。止まらない円安の波は私たちの生活を脅かす存在となっています。
ブラジル産鶏肉が1.5倍に…「買い負け」の実態
静岡市駿河区にある弁当店です。低価格でボリュームたっぷりのお弁当が食べられると人気です。メインの具材には主に海外産の肉を使っていますが、いま、鶏肉の値上がりが深刻な状況にあるといいます。
<TAKEOUT金とき池田店 松下秀宣社長>
Q. こちらは?
「ブラジル産のもも肉です。2025年の11月の時には1キロ大体500円しなかった状況が、2026年の1月後半では740円。約1.5倍値上がりになってしまっている」
値上がりの背景にあるのは止まらない円安の波。世界的に鶏肉の需要が高まる中、円の価値が下がり日本が他国に「買い負ける」事態となっています。
<松下社長>
「大体年に2回値上げをしているんですけど、また近々、(価格を)あげさせていただかないと厳しい状況です」
「高市トレード」再燃、一時1ドル159円台
加速する円安。背景にはあるのは衆議院の解散話です。
<高市早苗総理>
Q. (解散は)23日ということ?
「早い時期ということでお話をしたかと思います」
Q. 投開票日は2月8日?
「...」
高市総理が衆議院を解散するとの報道が出てから「選挙」を見据え、高市トレードが再燃。1月13日の円相場では1年半ぶりの円安水準となる1ドル=159円台をつけました。
チョコは1年前と比べ約1.5倍...
加速する円安は、私たちの家計にも大きなダメージを与えています。
<田子重セナ店 内記寿治店長>
「こちらはチョコレート売り場です。2025年の同じ時期と比べて、1年前と比べると、大体1.5倍くらいの価格の推移になっています」
こちらのスーパーではチョコレートのほか、輸入品が多いコーヒーや練り製品なども2025年から20%ほど値上がりしています。今回の急激な円安はこれから様々な食料品の価格に反映される可能性があると話します。
<内記店長>
「牛肉、豚肉、青果物などあるが、徐々に色々なところに影響が出る可能性がある」
専門家「円安が加速すると物価高対策の効果が薄れる」
経済に詳しい専門家は、今後、さらなる物価高を招きかねないと指摘します。
<静岡経済研究所 恒友仁専務理事>
「今政府は物価高対策を打ち出しているので、それが進んでいけば物価抑制にはなるが、円安が加速してしまうと、その効果が薄まってしまう、相殺されてしまうというリスクもはらんでいる」
出口の見えない円安の波。私たちの生活が安定する日はいつやってくるのでしょうか。








































































