
静岡県島田市の小学生が、実際の投票箱などを使ったリアルな模擬市長選挙を体験しました。背景にあるのは、若い世代を中心にした投票率の低さ。関心を高めるための授業です。
<模擬候補者>
「私が市長になったら、五和市の商業、観光を盛り上げ、五和市の活気を取り戻し、将来皆さんが働く環境を確保します」
島田市の五和小学校で6年生を対象に行われたのは、架空の市長選挙。地元「五和市」の市長選に出馬した3人の候補の中から、自分たちの街のかじ取り役になる市長を決める授業です。

今回使われた投票用紙の交付機、記載台、投票箱はすべて本物。この授業を開いた島田市選挙管理委員会が用意したものです。
<島田市選挙管理委員会 興津裕士書記長代理>
「18歳の有権者になってから是非選挙に参加してほしいので、小さなうちから考えてほしいと始めました」
選挙のたびに問題として浮上する投票率の低さ。島田市では2025年5月の市長選の投票率が58.4%(前回比マイナス3.89ポイント)で、特に将来を担う若者の関心を高めることが急務です。
<参加した児童>
「いつもは見えない、使えないようなものが使えてとても貴重な体験になりました」
「今回の授業を受けて、さらにこういうものなんだと選挙の深さを知りました」
島田市選挙管理委員会は、投票率のアップに向けて今後も子ども向けの取り組みを続けていく考えです。






































































