
9月1日は防災の日です。静岡県内では、週末から各地で南海トラフ巨大地震など、大地震が発生したことを想定した防災訓練が行われました。
1日午前行われた浜松市の総合防災訓練では、市内3つの区の被害状況を一括して管理するシステムで情報の伝達がスムーズに行えるか訓練しました。
<中野祐介 浜松市長>
「自然災害発生時には初動が重要。指示を待つのではなく、それぞれ与えられた役割を迅速的かつ的確に果たしていくことそれが何より重要」
<袋井市 上山梨自主連合防災隊 西尾誠司 隊長>
「お国柄もあります。日本のみなさんもルールがあります。でも被災した時には皆平等ですからね、助けられる人から助ける人になりましょう」
静岡県袋井市上山梨にある山名コミュニティーセンターでは8月31日、市内の学校に通う留学生らと連携した訓練が初めて行われました。
現在、袋井市内には人口の7パーセントにあたる約6100人の外国人が暮らしていて、もし大きな災害が起きた時には、貴重な力になることが期待されます。
<留学生に説明する参加者>
「きょうはお湯ですが、水でもできます」「水だとロングタイム」
参加した留学生たちはまず、日本で起きうる災害について学んだ後、炊き出しを体験しました。また、中学生と協力してけがをした人の手当てや負傷者の運び方などを学びました。
<ネパール出身の留学生>
「非常のときもこうやって協力してやろうと思う」
<袋井市 多文化共生推進課 田中伸弥 係長>
「外国人の皆さんも理解を少しづつでもしてもらえれば、外国人との共生というところにはつながるかなと思う」
一方、毎年9月1日にあわせて行ってきた県の総合防災訓練は、猛暑の影響で2025年は10月19日に焼津市と藤枝市を中心に実施します。