
静岡県水難事故防止対策協議会は8月5日、県内で水難事故が相次いでいることを受けて、2025年初めて県内全域を対象にした「水難事故多発警報」を発表しました。警報の期間は8月5日から11日までの間です。
県内では7月28日から8月3日までの1週間で、7件の水難事故が発生していて、そのうち5人が死亡しています。
全県に警報が出されるのは「全県的に水難事故が異常に多発しているとき」で、県内全域で水難事故が1週間でおおむね4件を超え、要綱で定められている計算方法で算出した点数の合計がおおむね10点を超えた場合に発表されることになっています。
県の発表によりますと、2025年(1月1日から8月3日まで)は30件の水難事故が発生していて、前年同時期の23件に比べ7件増加、死者も14人と前年同時期の9人に比べ5人増えています。
県は「危険な場所には近づかない」「飲酒後、睡眠不足、疲労時等の体調不良時には水に入らない」「子どもから目を離さない」などの注意を呼び掛けています。