"三保の水族館"存続求める市民団体が会見 施設は取り壊し予定も...大学側と交渉続ける方針=静岡・清水区

静岡市清水区の「東海大学海洋科学博物館」の存続を求めていた市民団体が6月26日に会見を開き、大学側に施設を静岡県内の企業に譲渡する案を示したと明らかにしました。

三保生涯学習交流館で会見を開いたのは、市民団体「東海大学海洋科学博物館を残す会」です。

東海大学海洋科学博物館は、長年、多くの人に親しまれましたが、2023年に施設の老朽化などを理由に一般公開を終了しました。

「東海大学海洋科学博物館を残す会」は2025年4月に存続を願う約3万人の署名を提出。さらに大学に代わり運営を行う静岡県内の企業を見つけ、大学側と話し合いを進めていましたが、6月に入り、大学側から「方針を変更することはできない」と連絡がきたということです。

<東海大学海洋科学博物館を残す会 影沢孝行会長>
「資金援助をしてくれる企業も出てきたので、新たなスタートとして話し合いの場を持ってくれたら、良い方法が見つかるのではないか」

水族館は2025年度中に取り壊し工事を始める予定で、会では引き続き大学側と交渉を続けたいとしています。

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