
任期満了に伴い、2025年12月に予定されている静岡県富士市の市長選挙について、現職の小長井義正市長は、6月5日に開かれた定例記者会見で「6月議会の場で出馬をするという決断には至っていない」と述べました。
小長井市長は、2024年10月の定例記者会見で、次期市長選について2025年市議会6月定例会の前後に出馬か、不出馬かを判断すると発言していました。
それを受けて、6月5日の会見で記者が質問したところ、小長井市長は「6月議会で私がすでに出馬をするということを最終的に決定しているかどうかという部分においては、決定できていないという風にご理解いただいて結構です。自分の中でもいろいろと考えている。今の段階では決めかねている」と話しました。
また、決断できていない理由を主に3つあげて「4期目という部分の考え方、後援会の方々の思い、どういう方が出馬を表明しようとしているのか。大きくこういった3点について自分として考えながら、ちょうど70歳になりますから、今後も健康で気力、体力を充実しながら4年間やっていけるかどうかといったことも考えて最終的に判断する。それが6月議会のこの時点で出馬をするという決断には至っていないということ」と述べました。
3期12年務めてきた小長井市長は、2026年に市制60周年を迎えることや、富士駅北口の再開発事業の本格化、新富士駅南地区の土地区画整理事業など、様々な事業に取り組んできたことに対して「自分としてしっかりと責任を持ってやらなければならないという思いは強く持っている」とも述べました。
2026年1月18日の任期満了に伴い、2025年12月に予定されている富士市長選挙には、元市議の小沢映子さんがすでに立候補を表明しています。