
バーチャルリアリティなどで地震や浸水の被害を疑似体験する防災セミナーが5月18日、静岡県磐田市で開かれました。
VRなどのデジタル技術を導入した防災セミナーには、磐田市の豊田地区に住む約110人が参加しました。
VRの内容は、2016年に発生した熊本地震の震度6強の揺れを再現したもので、参加者は机が倒れたり窓ガラスが割れたりする被害を疑似体験しました。
<VRを体験した人>
「本当に地震のようにグラグラ揺れて恐ろしかったです」
<磐田市自治会連合会 山崎次廣豊田支部長>
「疑似体験だが、体験することで、いざ起こったときに、こういうことを注意して避難しなければいけないということが少しでもわかって、隣近所の方にこうなんだよと伝えてもらって広がれば」
また、現実世界にデジタル情報を重ねて表示するAR技術を使って1メートルの浸水被害を再現し、参加者は水が濁っていると足元が見えないことなどさまざまな危険を学びました。