2025年、静岡県内に新たなレーシングチームが誕生しました。女子のチームでハンドルを握るのは、3人の子どもを育てるお母さんです。
4月21日、静岡市内で開かれたレーシングチームの発表会。関係者約40人が参加し、メンバーや車のデザインなどがお披露目されました。
2025年1月に発足した「富士山静岡レーシング」。全国でも珍しい地域の名前ををつけたこのチームは、5月から11月まで富士スピードウェイ(静岡県小山町)で開催される女性ドライバー限定のレース「KYOJO CUP」に参戦します。
静岡県御殿場市に住む細川由衣花さん。夫もレーサーで3人の子どもを育てる“ママさんドライバー”です。
<富士山静岡レーシング 細川由衣花ドライバー>
「頑張っているママの立場として見せられてるのかなと思うので、私の中では本当にこのフォーミュラの挑戦っていうのはものすごくいろんな意味で元気ももらっているし、逆にあの元気を与えられてるかな」
チームを運営するのは、静岡市内で不動産業を営む小島孝仁さん。地域に愛されるチームにしたいと話します。
<富士山静岡レーシング 小島孝仁代表>
「県民のみなさんに静岡のチームだという風に感じていただけるような、そんな活動をチーム一体でしたい」
<細川ドライバー>
「モータースポーツをみなさん知らない中から、私みたいな3児のママで主婦をやっている人でも、何か努力をしているという挑戦しているのを私は見せていけたら。その思いを走りに込めて、『KYOJO CUP』を最後まで走りたい」
静岡を背負い、誇りをもって上位を目指します。