樹齢2100年の大楠がプリンに⁉ 熱海の新名物「OOKUSU飲むプリン」を駅構内の店で召し上がれ【静岡】

熱海の新名物「熱海プリン」が、新たな魅力を携えて街に登場する。JR来宮駅構内に誕生する5号店は、地域の歴史と文化を甘美なスイーツで表現し、訪れる人々を楽しませる準備を整えた。

JR来宮駅構内に、「熱海プリン」の新店舗がオープンする。4月25日の開店を前に、22日、内覧会が開かれた。店舗の外観は、カラフルでレトロな雰囲気を醸し出し、駅舎の風情に見事に調和している。

新店舗のテーマは「みんなの待ち合わせステーション」。駅という場所柄にちなみ、多くの人が集まってほしいという願いを込めている。熱海プリンは、地元の丹那牛乳を使用した滑らかな口当たりが特徴的なスイーツだ。2017年の誕生以来、熱海の新名物として愛され続けている。

2100年の歴史をひと口で味わう「OOKUSU飲むプリン」

新店舗の目玉商品は、近隣の來宮神社にある樹齢2100年を超えるといわれる大楠をイメージした「OOKUSU飲むプリン」だ。その高さは驚異の20センチ超え。熱海プリンとカラメルゼリー、カフェラテが見事に融合した一品である。

実際に味わってみると、味の層が厚く、プリン・カラメルソース・カフェラテ、いろいろなおいしいが混ざり合って、ものすごく濃厚な味わいだ。この商品は、來宮神社の存在感と歴史を視覚的にも味覚的にも表現しており、訪れる人々に強烈な印象を与えることだろう。

來宮神社とのつながりは、もう一つの新商品にも反映されている。神様への特別な供え物である「麦こがし」を使ったたプリンだ。炒った大麦を挽いた粉である麦こがしを、プリンと黒蜜ソースに加えることで、独特の風味を生み出している。この新商品は、地域の文化や伝統を巧みにスイーツに取り入れた好例と言えるだろう。

"ご当地感"で地域振興を

「歴史や文化をスイーツを通じて知っていただいて、お客様により熱海を好きになっていただきたいと思う」と語るのは、熱海プリン来宮駅店の佐野貴彦店長。単なる商業的成功だけでなく、地域の魅力を広く伝えたいという思いが込められている。熱海プリンは、"ご当地感"を全面に押し出すことで、さらなる地域振興を狙っているのだ。

新店舗のオープンは、熱海の新たな観光スポットとしての期待も高まる。來宮神社参拝の前後に立ち寄れる立地であることから、観光客の動線にも組み込まれやすい。また、地元の人々にとっても、待ち合わせや休憩の場として利用しやすい場所となりそうだ。

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