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 おはようございます。6月5日(土)です。静岡県知事選が行われています。時間のある週末に候補者の政策をじっくりと分析し、投票先を考えたいですね。
 おすすめ記事まとめ「知っとこ」は今日も4回更新を予定しています。この時間は昨夜から今朝にかけてよく読まれている記事を中心にご紹介します。
 〈静岡新聞社編集局TEAM NEXT・尾原崇也〉

安倍川花火大会、4年連続中止に コロナ収束見通せず

 静岡市の夏の風物詩「安倍川花火大会」の大会本部は4日、今年の花火大会を中止する方針を決めた。新型コロナウイルス感染拡大の収束が見通せないためで、中止は4年連続。関係者への取材で分かった。

夏の夜空を彩る安倍川花火大会の打ち上げ花火=2017年7月29日、静岡市葵区(多重露光)
夏の夜空を彩る安倍川花火大会の打ち上げ花火=2017年7月29日、静岡市葵区(多重露光)
 大会は例年、7月下旬に開催している。今年は東京五輪・パラリンピック後の9月を軸に調整を進めていた。関係者からは規模を縮小して開催する案も浮上していたが、コロナの感染拡大が続く状況を踏まえて中止を決めた。
 安倍川花火大会は2018年と19年が台風の影響で中止となり、20年もコロナの影響で開催を断念した。

JAしみず 「本気」のかき氷発売 地元のイチゴやミカン 丸ごと

 静岡市清水区北脇でJAしみずが経営する「四季菜ジェラート&カフェきらり」は5日から、地場産の農作物をそのまま凍らせて削るなどした「本気のかき氷」の販売を開始する。9月末まで。

清水区産のイチゴを丸ごと凍らせ削った「本気のかき氷」=静岡市清水区北脇
清水区産のイチゴを丸ごと凍らせ削った「本気のかき氷」=静岡市清水区北脇
 本気のかき氷は、2017年から提供を始め、昨年は約8千杯を売り上げた人気商品。1番人気の「まるごと苺スペシャル」では、凍らせた清水区産のイチゴ「紅ほっぺ」「きらぴ香」を果実丸ごと1パック分削り、濃厚なイチゴの風味をさわやかに楽しめる。そのほか、同区産「青島温州」などを練乳、牛乳と合わせて氷にし削った「みるくミカン」など多様な味が並ぶ。温かい地場産煎茶もセットで付く。税込み価格は880~980円。
 「きらり」は同区庵原町にあったアンテナショップの移転リニューアル店で、毎朝仕込む出来たてのジェラートが売り。定番のイチゴミルク、抹茶などに加え、枝豆、トマト、日本酒など、季節ごとに変わる旬の素材のフレーバーが人気を集めている。

候補者公約、筆頭項目に違い 川勝氏「リニア」 岩井氏「コロナ」【静岡県知事選】

 20日の投開票に向け舌戦が展開されている静岡県知事選は、いずれも無所属の現職川勝平太氏(72)と前参院議員の新人岩井茂樹氏(53)=自民推薦=の両陣営が公約の浸透を懸命に図っている。選挙運動用ビラを見ると、両候補とも幅広い分野の施策を掲げ、政策能力をアピール。ただ、リニア中央新幹線工事を巡る問題を筆頭に掲げた川勝氏に対し、岩井氏は新型コロナウイルス禍に伴う諸課題を包含する項目を第一に据え、違いが出た。

 川勝氏はリニア問題への対応をはじめ、防災対策など危機管理、医療・福祉の充実など7項目を公約に掲げる。「東京時代から静岡時代へ!SDGsモデル県」をキャッチフレーズに、各分野の課題解決に向けた具体的な施策を提案する。
 岩井氏は「『日本一住みやすい静岡県!』実現へ」をテーマに、新型コロナ対策や女性活躍など8項目の公約を示す。国や市町との連携や県民との対話の必要性と県政刷新を強調するとともに、各分野において幅広い視点で政策を打ち出した。

静岡県内、変異株陽性率100%に 新規感染34人 「インド株注視」【新型コロナ】

 静岡県内で4日、新たに34人の新型コロナウイルス感染が確認された。県は、5月28日~6月3日の全県での変異株陽性率が100%に達したと明らかにした。

 県内では今年1月に変異株の感染が初確認された。県は、ほぼ全てが従来株から変異株に置き換わったとみている。県健康福祉部の後藤幹生参事は「(変異株の)内訳が英国株からインド株に変化しないか注視していく」と述べた。
 浜松市の新規感染者19人のうち、1人は県警が3日に感染を発表した高速隊浜北分駐隊の40代の男性警部補だった。県は7人の感染を公表。県全体の直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数は8日連続で減少し、8人になった。静岡市は8人の感染を明らかにした。併せて6人の変異株感染も判明し、同市の変異株感染は計233人になった。
 県内の累計感染者数は、8550人(再陽性者を含め8551人)。
地域再生大賞