記者コラム「清流」 来年こそは 

 袋井市の一大イベントといえば「ふくろい遠州の花火」だ。国内屈指の花火大会は初対面の取材相手からも誇らしげに薦められる。自身も開催を心待ちにしていた。
 着任して早2年。花火大会はいまだお目にかかれていない。2年連続の中止に市民や関係者の無念はどれほどだっただろう。そんな中、少しでも元気を届けたいと実行委は先日、市内でサプライズ花火を打ち上げた。10分間にわたって夜空を彩った花火は市民の心に刻まれたはず。
 演出は完璧で、翌日は街の話題になった。一方で悔やまれるのが写真のでき。必死にシャッターを切ったがまともに撮れたのは数枚だけ。来年こそは満足いく写真を-。腕を磨いて3年ぶりの開催に備えようと思う。

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