岐阜のリニア工事、水位低下で国交相「速やかな原因究明、丁寧な説明を」

 リニア中央新幹線のトンネル掘削工事が行われている岐阜県瑞浪市の井戸などで水位が低下し、JR東海が工事を一時中断することを受け、斉藤鉄夫国土交通相は17日の閣議後会見で、JRに対して速やかな原因究明や地元住民への丁寧な説明を求める考えを示した。
 斉藤氏はJRから、水位低下を確認した後の応急措置や代替水源の確保、トンネル湧水を抑える対策、ボーリング調査などについて報告を受けたと明らかにし「調査を踏まえた適切な措置が取られるよう、引き続き指導・助言を行う」と述べた。
 JRは16日、水位低下はトンネル工事による影響の可能性が高いとして、工事を止めた上で地質を調べるボーリング調査を始めると発表した。
 (東京支社・中村綾子)

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