⚽清水エスパルス8年ぶり5連勝! 栃木SCに4発で首位快走 J2第13節
明治安田J2リーグは3日、各地で第13節の10試合が行われ、首位の清水は栃木SCを4-1で下し、5連勝で勝ち点を31に伸ばした。
①アイスタ▽観衆17400人
清水 10勝1分け2敗(31) 4(2―1 2―0)1 栃木 3勝3分け7敗(12)
【評】清水が序盤の2得点で優位に立ち、栃木に勝利した。
清水は前半5分、CKのこぼれ球を拾ったMF矢島がコントロールしたシュートをゴール左隅に決めて幸先よく先制。8分にはMFルーカスブラガがカットインからゴールに突き刺したが、24分に1点差に詰められた。
なかなか追加点を奪えなかったが、後半34分にDF山原が相手のボールを奪ってドリブルシュートを沈めた。終了間際にMF松崎がとどめを刺した。
■矢島の移籍後初得点口火、4人で4得点 今季新加入のMF矢島の移籍後初得点で口火を切り、交代選手も含めた4人で4点を挙げて2016年以来8年ぶりの5連勝を果たした。予想と異なるシステムの相手に手を焼いたが、開始直後の連続得点が効いた。貴重な先制点を奪った矢島は「連勝は伸ばしていくことが大事。先を見ずに目の前の試合に勝っていけるかは自分たち次第」と中2日の連戦に向けて気を引き締め直した。
早い時間帯の先制点は喉から手が出るほどほしかった。前半5分、矢島自らが蹴ったCKのこぼれ球を受けると、FW北川とのパス交換からペナルティーエリアに侵入。DF住吉が落としたボールを足裏でトラップし、右足でコースを狙った。「インステップで振り抜かずにインフロントで逆サイドへのシュートは得意」。狙い通りにきれいな弧を描き、GKも触れずに左サイドネットに吸い込まれた。
前半の立ち上がりから攻め込んできた相手の勢いを封じる一撃になった。前半8分にもMFルーカスブラガが追加点。前節からシステムを変えてきた相手にてこずったが、序盤の2得点があったことでリードしながら慌てずに得点を重ねた。
次節群馬戦で勝利すればリーグ戦通算100勝の節目となる秋葉監督は「(5連勝は)一つ一つ丁寧に積み上げてきた。自分たちで手放すことがないように最高の準備をする」と連勝で首位を突っ走る決意を示した。