⚽ジュビロ磐田 特別指定の角(筑波大) ルヴァン杯 長崎戦へ意欲 目標は日本代表の三笘

 J1磐田で来季加入が内定している特別指定選手のMF角昂志郎(21)=筑波大4年=が15日の全体練習に本格合流し、17日のルヴァン杯2回戦J2長崎戦への出場に意欲を示している。「そこを目指してやっていく。すぐに慣れてチームの力になりたい」。将来、攻撃の中心としての期待が集まるアタッカーは、早期のJリーグデビューに照準を合わせる。

ルヴァン杯長崎戦への出場に意欲を示す特別指定選手の角=ヤマハ大久保グラウンド
ルヴァン杯長崎戦への出場に意欲を示す特別指定選手の角=ヤマハ大久保グラウンド

 FC東京ユースを経て筑波大では10番を背負い、得点とアシストを量産する。166センチと小柄だが、切れのあるドリブルが持ち味。世代別日本代表ではサイドバックも担った万能さは魅力だ。
 先週末に大学の試合をこなした後、磐田の全体練習に合流する慌ただしさだったが「スピード感や強さが大学生と違う」と改めて実感。一方で「相手に怖がられる選手としてピッチ内で躍動したい」とデビューが待ちきれない様子だった。
 鹿児島キャンプでは練習試合に出場して首脳陣に猛アピールし、内定を勝ち取った。横内監督は「ドリブルで仕掛け打開できる力を持っている。2列目ならばどこでもできる」と評価。ルヴァン杯では新たな選手の積極起用を示唆した上で「特別指定を受け試合に出られる状態。彼も含めてメンバーをどうするか」と言及した。
 大学の先輩に当たる日本代表の三笘(ブライトン)を目標に掲げる。「同じチームの出身として尊敬している。追い付きたい」。憧れのドリブラーに近づくための第一歩を切れるか、長崎戦に注目が集まりそうだ。
 (名倉正和)

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞