焼津の私立幼稚園 教諭大半が退職意向 職員補充で運営継続

 焼津市西小川の私立焼津中央幼稚園で教諭の大半が3月末で一斉退職することが26日、関係者への取材で分かった。教諭ら15人のうち、13人が退職する意向を示しているという。園は新規採用などで運営を継続する見込み。

大半の教諭が退職する焼津中央幼稚園=焼津市西小川
大半の教諭が退職する焼津中央幼稚園=焼津市西小川

 関係者によると、2月下旬ごろに市と静岡県は10人超の教諭が辞意を固めている状況を把握。園に事実確認したところ、「人員を確保しているため、新年度以降の運営に支障はない」との回答だったという。
 園は3月下旬、保護者向けの説明会を実施した。関係者によると、大量退職の原因として園側は、職員や保護者とのコミュニケーション不足を挙げたという。新年度の態勢については9人を補充する見通しを示した上で、運営を続けていくとの説明があったという。県は4月以降も園の状況について確認する方針。
 市には2月下旬以降、保護者から転園が可能かという相談が複数寄せられているという。

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