⚽U-23親善試合 日本、ウクライナに2-0 静岡県勢も存在感

 パリ五輪出場を目指すサッカー男子のU―23(23歳以下)日本代表は25日、ミクニワールドスタジアム北九州での国際親善試合でU―23ウクライナ代表に2―0で勝利した。

日本―ウクライナ 前半、攻め上がる佐藤(手前右)=ミクニワールドスタジアム北九州(写真部・堀池和朗)
日本―ウクライナ 前半、攻め上がる佐藤(手前右)=ミクニワールドスタジアム北九州(写真部・堀池和朗)
日本―ウクライナ 前半、シュートする山田(右)=ミクニワールドスタジアム北九州(写真部・堀池和朗)
日本―ウクライナ 前半、シュートする山田(右)=ミクニワールドスタジアム北九州(写真部・堀池和朗)
日本―ウクライナ 後半3分、先制ゴールに喜ぶ日本イレブン=ミクニワールドスタジアム北九州(写真部・堀池和朗)
日本―ウクライナ 後半3分、先制ゴールに喜ぶ日本イレブン=ミクニワールドスタジアム北九州(写真部・堀池和朗)
日本―ウクライナ 後半、ボールをクリアする関根(奥)=ミクニワールドスタジアム北九州(写真部・堀池和朗)
日本―ウクライナ 後半、ボールをクリアする関根(奥)=ミクニワールドスタジアム北九州(写真部・堀池和朗)
日本―ウクライナ 後半31分、ゴールを決めて駆け出す田中(右奥)=ミクニワールドスタジアム北九州(写真部・堀池和朗)
日本―ウクライナ 後半31分、ゴールを決めて駆け出す田中(右奥)=ミクニワールドスタジアム北九州(写真部・堀池和朗)
日本―ウクライナ ウクライナに勝利し、喜ぶ日本イレブン。左端は鈴木、同2人目は関根=ミクニワールドスタジアム北九州(写真部・堀池和朗)
日本―ウクライナ ウクライナに勝利し、喜ぶ日本イレブン。左端は鈴木、同2人目は関根=ミクニワールドスタジアム北九州(写真部・堀池和朗)
日本―ウクライナ 前半、攻め上がる佐藤(手前右)=ミクニワールドスタジアム北九州(写真部・堀池和朗)
日本―ウクライナ 前半、シュートする山田(右)=ミクニワールドスタジアム北九州(写真部・堀池和朗)
日本―ウクライナ 後半3分、先制ゴールに喜ぶ日本イレブン=ミクニワールドスタジアム北九州(写真部・堀池和朗)
日本―ウクライナ 後半、ボールをクリアする関根(奥)=ミクニワールドスタジアム北九州(写真部・堀池和朗)
日本―ウクライナ 後半31分、ゴールを決めて駆け出す田中(右奥)=ミクニワールドスタジアム北九州(写真部・堀池和朗)
日本―ウクライナ ウクライナに勝利し、喜ぶ日本イレブン。左端は鈴木、同2人目は関根=ミクニワールドスタジアム北九州(写真部・堀池和朗)

 日本は後半早々にCKの好機から佐藤(ブレーメン)が先制。途中出場の田中(湘南)が加点した。五輪初出場を決めているウクライナに対して主導権を握り続け、無失点で逃げ切った。
 五輪アジア最終予選を兼ねたU―23アジア・カップ(カタール)は4月15日に開幕し、日本は1次リーグで中国、アラブ首長国連邦(UAE)、韓国と対戦する。
U―23日本 2(0―0 2―0)0 U―23ウクライナ
▽得点者【日】佐藤(後3分)田中(後31分)
▽観衆 11756人

 【評】積極的に前線からプレスをかけた日本が後半の2得点で快勝した。後半開始早々、荒木の右CKから関根が頭で合わせ、クロスバーに跳ね返った球が佐藤に当たって先制。途中出場の田中が同31分、相手ゴール前でのミスを逃さず左足で追加点を奪った。ウクライナは後ろからパスをつないで攻撃を組み立てたが、前線の迫力不足で決定機をつくれなかった。

関根が先制点演出、鈴木は守備統率  攻守で精彩を欠いたマリ戦から中2日。パリ五輪を懸けたU―23(23歳以下)アジア杯へ立て直しが問われた一戦で、日本の最終ラインに入った県勢が存在感を示した。右サイドの関根(柏、静岡学園高出)が先制点に絡み、鈴木(磐田)は4バックの中央右で安定感を発揮した。
 平均身長でウクライナに劣る中、187センチの大型SBがゴールへの道をこじ開けた。後半3分、関根がCKに頭で競り勝ち、バーに当たった跳ね返りを佐藤が押し込んだ。今季は五輪を目指し拓大から1年前倒しでプロ入り。チームに足りなかった高さをもたらし「練習していた形。自分の武器を出せた」と最後のチャンスでアピールに成功した。
 鈴木は193センチの相手FWを常に警戒しながら、「(陣形を)90分間、コンパクトに」と危なげなく最終ラインを統率。前半19分に決定機になりかけた相手スルーパスを冷静に処理すれば、攻めても鋭い縦パスを織り交ぜてビルドアップに変化を加えた。今季リーグ戦出場がない中で「すごくプラスになった」と納得の表情だ。
 開催国枠があった東京五輪を挟んだため、アジア予選を戦うのは2大会ぶり。1次リーグから韓国、中国、UAEと同組と厳しい戦いが待ち受ける。それだけに「勝ち抜けば、戦略、戦術を超えた一体感が生まれる」と大岩監督(清水商高出)。ここから本当の戦いが始まる。
(運動部・山本一真)

先発出場荒木 積極的なプレー  マリ戦で出番のなかった荒木が先発し、前線に近い位置で積極的なプレーを見せた。「ゴールに迫れるような攻撃ができたら」との言葉通り、狭いスペースで巧みにパスを受け、鋭いシュートを複数本放った。
 鹿島から期限付きで移籍したFC東京で好調を維持し、2年ぶりに五輪世代の代表に招集された。アジア最終予選に向けて懸命にアピールした。

収穫あった  大岩剛・U-23日本代表監督(清水商高出)の話 選手たちの反応に収穫があった。われわれのセットプレーの強み、そういうものが出た。アグレッシブなシーンも見られた。

中盤でボール失う  ロタン・U-23ウクライナ代表監督の話 日本の質の高いプレーが印象的だった。五輪ではアジアのチームと戦うので、いいテストだった。中盤でボールを失うことが多く難しい展開になった。

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