静岡ブルーレヴズのスミス主将 W杯連覇「経験を還元」 開幕へ調整順調
ラグビーリーグワン1部の静岡は29日、磐田市のヤマハ大久保グラウンドで練習を公開し、南アフリカ代表としてワールドカップ(W杯)2連覇を果たしたクワッガ・スミスが全体練習で汗を流した。今季もチームの核となる主将は「(W杯は)個人的にも良いパフォーマンスが出せて夢をかなえることができた。ただ、これからはレヴズの一員として良いコンディションを維持したい」と、12月9日のリーグ戦開幕を見据えた。
![開幕へ向け精力的に体を動かすスミス(左)=ヤマハ大久保グラウンド](/news/images/n137/1366165/IP231129TAN900102000_0001_CDSP.jpg)
母国で1週間ほどパレードに参加した後は2週間を休養に当て、27日夜に来日した。28日にはチーム練習に合流し、開幕のBL東京戦へ調整を進めている。この日も基礎練習、実戦形式で精力的に体を動かし「調子は良い感じ」と笑顔を見せた。
W杯では試合終盤の効果的なターンオーバーなどで優勝に貢献したスミス。ニュージーランドとの決勝でも終盤のピンチにターンオーバーでチームを救い、1点差での勝利をたぐり寄せた。「多くの接戦を勝ち抜くことができ、その中で学んだリーダーシップを静岡でも出していきたい」。世界レベルの技術、精神力を静岡に還元する意気込みだ。
(吉沢光隆)