オオハクチョウ 浜松・浜北区に飛来

 浜松市浜北区の赤門川調整池に20日、オオハクチョウの群れが飛来した。同池は住宅街に隣接する内野緑地にあり、近隣住民らが「20年以上住んでいるが、こんなことは初めて」と驚いた様子で観察する姿が見られた。

優雅な姿を見せるオオハクチョウ=浜松市浜北区の赤門川調整池
優雅な姿を見せるオオハクチョウ=浜松市浜北区の赤門川調整池

 住民によると、午前6時ごろから池の上をぐるぐると飛んでいたという。昼前には約10羽のハクチョウが水面を優雅に漂ったり、大きな翼を広げて羽ばたいたりする様子が見られた。群れには灰白色の幼鳥も数羽いて、うわさを聞いて集まった人たちの注目を集めた。散歩に訪れた主婦の角井美紀さん(47)は「まさかここで見られるとは思っていなかった。きれいで迫力があって感動した」と笑顔を見せた。
 カモ科のオオハクチョウは、シベリアなどで繁殖し、日本各地の湖沼や河口などに越冬のため飛来する。今年は静岡市の麻機遊水地でも確認されている。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞