不審者対応を確認 「そよら浜松西伊場」オープン前に訓練 

 23日にプレオープン、28日にグランドオープンする浜松市中区の商業施設「そよら浜松西伊場」は16日、浜松中央署の協力を受けて同施設で不審者対応訓練を行った。従業員や関係者約100人が緊急時の対応を確認した。

訓練で不審者を取り押さえる署員=浜松市中区のそよら浜松西伊場
訓練で不審者を取り押さえる署員=浜松市中区のそよら浜松西伊場

 訓練は、客を装った不審な男が店内でかばんから刃物を取り出し、大きな声を出しながら店員に刃物を突きつける―との想定。客の安全を守ろうと、従業員が客を裏口から避難させつつ、さすまたやショッピングカートを使って男を店外に追い出した。男の特徴も110番で伝え、駆けつけた署員が男を取り押さえた。
 訓練後、署員は不審者に近づきすぎず、距離を保つことの重要性を伝え、「防犯マニュアルに目を通して、普段から従業員間で密なコミュニケーションを取って」と講評した。
 同施設内のイオンスタイル浜松西伊場の佐藤大芽店長は「お客さまと従業員の安全を第一に、今回の反省と教訓をもう一度従業員に周知したい」と話した。
 同店では19日、中消防署と連携して消火器や屋内消火設備の対応を確認する消防訓練を実施する。

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