駿河屋新本店オープン 静岡・旧マルイ跡に国内最大級の旗艦店 朝からファンが列

 ホビー商材販売の駿河屋を運営するエーツー(静岡市駿河区)は6日、同市葵区の旧静岡マルイ跡に整備していた駿河屋新本店をオープンした。国内約120店舗を展開する駿河屋の旗艦店で、商品約1千万点をそろえ、体験スペースを複数備えるなど、国内ホビー商材販売店として最大規模。訪日客の回復や社会経済活動の正常化を好機と捉え、国内外のホビーファンを市中心市街地に呼び込み、交流人口増加を図る。

フィギュアなどさまざまな商品が並ぶ店内=6日午前9時すぎ、静岡市葵区伝馬町
フィギュアなどさまざまな商品が並ぶ店内=6日午前9時すぎ、静岡市葵区伝馬町
鉄道模型コーナーに設置された巨大ジオラマ=6日午前9時45分ごろ、静岡市葵区伝馬町の駿河屋本店
鉄道模型コーナーに設置された巨大ジオラマ=6日午前9時45分ごろ、静岡市葵区伝馬町の駿河屋本店
鉄道模型コーナーに設置された巨大ジオラマ=6日午前9時45分ごろ、静岡市葵区伝馬町の駿河屋本店
鉄道模型コーナーに設置された巨大ジオラマ=6日午前9時45分ごろ、静岡市葵区伝馬町の駿河屋本店
ラジコンの操縦を楽しむ来客者=6日午前9時30分すぎ、静岡市葵区伝馬町の駿河屋本店
ラジコンの操縦を楽しむ来客者=6日午前9時30分すぎ、静岡市葵区伝馬町の駿河屋本店
店舗内の棚に並ぶガンプラ=6日午前9時30分ごろ、静岡市葵区伝馬町の駿河屋本店
店舗内の棚に並ぶガンプラ=6日午前9時30分ごろ、静岡市葵区伝馬町の駿河屋本店
開店1時間前にもかかわらず店舗の前で列を作る来客者=6日午前8時、静岡市葵区伝馬町の駿河屋本店
開店1時間前にもかかわらず店舗の前で列を作る来客者=6日午前8時、静岡市葵区伝馬町の駿河屋本店
フィギュアなどさまざまな商品が並ぶ店内=6日午前9時すぎ、静岡市葵区伝馬町
鉄道模型コーナーに設置された巨大ジオラマ=6日午前9時45分ごろ、静岡市葵区伝馬町の駿河屋本店
鉄道模型コーナーに設置された巨大ジオラマ=6日午前9時45分ごろ、静岡市葵区伝馬町の駿河屋本店
ラジコンの操縦を楽しむ来客者=6日午前9時30分すぎ、静岡市葵区伝馬町の駿河屋本店
店舗内の棚に並ぶガンプラ=6日午前9時30分ごろ、静岡市葵区伝馬町の駿河屋本店
開店1時間前にもかかわらず店舗の前で列を作る来客者=6日午前8時、静岡市葵区伝馬町の駿河屋本店

 同社によると、同日午前7時ごろからファンが店先に列を作った。午前9時の開店と同時に約300人が続々と入店した。列の先頭に並んだ埼玉県の男性会社員(49)は前夜に付近のホテルに宿泊。「開店を心待ちにしていた。好きなゲームをはじめとした品ぞろえが豊富で、遠方から来る価値のある店舗になる」と声を弾ませた。
 同社が駿河屋ビルと名称を改めた建物は地上9階建て、延べ床面積約1万6千平方メートル。同日は第1次開店と位置づけ、フィギュアやプラモデル、ゲームなどが並ぶ1~3階と、新本店の一部として存続させた旧静岡本店(同区)1階の営業を始めた。
 目玉は駿河屋ビル2階に設けた複数の体験型スペース。線路のほか、建物や野山など周囲の風景にもこだわったジオラマでは、来店客が自前の鉄道模型を走らせることができる。同市清水区から訪れた男性会社員(21)は「模型を通じて知り合った新しい仲間と情報交換し、車両編成の参考にしたい」と話す。
 モデルガンの射撃やラジコンの走行を試せるスペースでも、多くの人が目当ての品を手に取り、楽しみながら動作を確認していた。
 駿河屋ビルの4階では、高額なトレーディングカード(トレカ)を扱う予定で、年内の全面オープンを目指す。新本店と旧静岡本店を合わせて、年間約80万人の来店客数と30億円の売り上げを見込んでいる。
 エーツーの杉山綱重社長は「最高の品をそろえれば、人は自然と集まる。本店の2拠点間で連動イベントを仕掛け、街中の回遊性を向上させ、おまちのにぎわい創出に貢献したい」と語った。

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