地元特産桜葉 高校生が研究 歴史や消費の多様化「取材」 松崎高と韮山高

 松崎町の松崎高総合科学部サイエンス班の生徒が、韮山高(伊豆の国市)の生徒と共同で松崎町特産の桜葉に関する研究を進めている。13日、生徒2人が同町岩科北側の桜葉漬け製造工場を訪れ、製造過程や栽培の歴史を調査した。

桜葉の歴史などを学ぶ松崎高の生徒=松崎町の松崎桜葉商店
桜葉の歴史などを学ぶ松崎高の生徒=松崎町の松崎桜葉商店

 同町は桜葉の生産量全国一の7割を占めるとされる産地。生徒は松崎桜葉商店の小泉邦夫顧問(81)にインタビューし、町内で桜葉の生産が始まった経緯や消費方法の多様化について学んだ。小泉顧問は「イタリアではチーズにも使われていて人気がある」と説明。生徒は桜餅以外の使い方を知り、驚いていた。
 松崎高の生徒は、9月に桜葉に関する調査を開始した。今後、韮山高との合同研究としてまとめて発表する予定。
 (松崎支局・太田達也)

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