⚽ジュビロ磐田 執念の逆転勝ち 大宮に3-2で辛勝 J2リーグ第34節

 明治安田J2リーグは9日、各地で第34節の9試合が行われ、磐田は大宮に3─2で勝利した。

磐田―大宮 試合終了間際、磐田・リカルドグラッサ(右から3人目)が逆転ゴールを決める=ヤマハスタジアム(浜松総局・山川侑哉)
磐田―大宮 試合終了間際、磐田・リカルドグラッサ(右から3人目)が逆転ゴールを決める=ヤマハスタジアム(浜松総局・山川侑哉)
磐田―大宮 リカルドグラッサ(右から2人目)のゴールで逆転勝ちを決め、喜ぶ磐田イレブン=ヤマハスタジアム(浜松総局・山川侑哉)
磐田―大宮 リカルドグラッサ(右から2人目)のゴールで逆転勝ちを決め、喜ぶ磐田イレブン=ヤマハスタジアム(浜松総局・山川侑哉)
磐田―大宮 前半25分、ヘディングシュートを決める磐田・伊藤(中央)=ヤマハスタジアム(浜松総局・山川侑哉)
磐田―大宮 前半25分、ヘディングシュートを決める磐田・伊藤(中央)=ヤマハスタジアム(浜松総局・山川侑哉)
磐田―大宮 後半32分、同点ゴールを決める磐田・藤川(右)=ヤマハスタジアム(浜松総局・山川侑哉)
磐田―大宮 後半32分、同点ゴールを決める磐田・藤川(右)=ヤマハスタジアム(浜松総局・山川侑哉)
磐田―大宮 試合終了間際、磐田・リカルドグラッサ(右から3人目)が逆転ゴールを決める=ヤマハスタジアム(浜松総局・山川侑哉)
磐田―大宮 リカルドグラッサ(右から2人目)のゴールで逆転勝ちを決め、喜ぶ磐田イレブン=ヤマハスタジアム(浜松総局・山川侑哉)
磐田―大宮 前半25分、ヘディングシュートを決める磐田・伊藤(中央)=ヤマハスタジアム(浜松総局・山川侑哉)
磐田―大宮 後半32分、同点ゴールを決める磐田・藤川(右)=ヤマハスタジアム(浜松総局・山川侑哉)

 ②ヤマハ(1勝1敗)▽観衆8906人
 磐田 17勝10分け7敗(61) 3(1―1 2―1)2 大宮 7勝6分け21敗(27)
 ▽得点者【磐】伊藤槙(1)藤川(3)リカルドグラッサ(2)【宮】室井(2)シュビルツォク(3)

 【評】磐田は大宮に逆転勝ちした。
 序盤は大宮のカウンターをしのいでいたが、前半18分、相手CKのこぼれ球を押し込まれて先制を許した。だが、25分にはCKを伊藤槙が頭で合わせて同点に追い付いた。
 後半も押し込んでいたが、18分に縦パスから崩され勝ち越し点を奪われた。それでも、32分にゴール前で藤川が流し込んで再び同点に。さらに試合終了直前にCKのこぼれ球をリカルドグラッサが押し込んで逆転した。

 終了直前 グラッサ千金弾
 最後の最後で大宮のゴールをこじ開けた。磐田は試合終了直前のCKをDFリカルドグラッサが左足で押し込み勝ち越し。上位を狙うライバルが圧力をかける中、3戦ぶりの白星で自動昇格圏の2位を死守した。
 ゴール前を5人で固める相手をなかなか崩せなかった。磐田は後半開始から、たまらず切り札のMF古川を送り込み、局面の打開を図ったが逆に失点。だが、途中出場のMF藤川の2試合連続ゴールで同点に追い付いた。
 さらに、勝利への執念は消えなかった。勢いを持って入った追加時間のラストプレー。MFドゥドゥの蹴ったCKのこぼれ球がグラッサの足元へ。「ちょうど良い場所にこぼれて来た。最後の1本で逆転できた」。自慢の左足を振り抜き、豪快にネットを揺らすと、ユニホームを脱いで喜びを爆発させた。
 圧倒的に攻めながらも勝ち越しゴールをなかなか奪えなかったのは、3月の前回対戦と重なった。だが、今回は最後にひっくり返した。横内監督は「先に点を奪って逃げ切る戦いがしたいが、こういう戦いが続くはず。勝てたのは大きい」と胸をなで下ろした。
 次節16日もホームで残留争いをする山口と対戦する。降格を避けたい相手が死にもの狂いで来るのは想定される。「最近先制されて試合を難しくしている。次は主導権を握りたい」とグラッサ。残り8試合、負けられない戦いが続く。
 

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