⚽ジュビロ磐田４発、仙台に快勝 １１戦無敗 サッカーＪ２第２９節
明治安田Ｊ２リーグは６日、９試合が行われ、２位の磐田は仙台に４－１で快勝し、勝ち点５４とした。
②静岡（磐田２勝）▽観衆２４２４７人
磐田 １５勝９分け５敗（５４） ４（２―０ ２―１）１ 仙台 ８勝９分け１２敗（３３）
▽得点者【磐】松本２（６）金子（６）ジャーメイン（８）【仙】菅原（１）
【評】磐田は効果的に得点し、仙台に快勝した。
序盤から押し込まれながらもブロックを敷いて好機を待った。前半２１分、ＣＫのこぼれ球を松本が押し込んで先制。さらに４１分には金子が相手のミスから球を奪い、ミドルシュートで加点した。
後半は相手の一発退場で数的優位に立った。２４分に右クロスをジャーメインが頭で合わせて３点目。３５分には松本がこぼれ球を押し込み４点目を挙げた。終了間際に１点を失ったが、逃げ切った。
積極姿勢で祝砲量産 Ｊリーグ昇格３０周年試合
Ｊリーグ昇格３０周年を祝う記念試合で、磐田が躍動した。この日に合わせてお披露目された金色のユニホームを身にまとい４ゴールで仙台を圧倒。２連勝を飾り１１戦負けなしと安定感を見せつけた。
９戦勝ちなしと調子の上がらない仙台だったが、序盤は主導権を握られた。だが、数少ない好機を生かした。前半の先制点は目まぐるしく攻守が入れ替わる中、ＭＦ金子の積極的なシュートでＣＫを獲得。ＣＫのこぼれ球をゴール前に詰めたＭＦ松本が鮮やかに仕留めた。
２点目も相手の処理ミスを見逃さず確実に得点に結び付けた。４戦４発目のゴールを決めた金子は「得意としている形。ゴールへの欲があるので最終的にこぼれてくる」と胸を張った。
昨年８月はＪ１浦和にクラブワーストに並ぶ失点数となる０－６で完敗した鬼門のエコパスタジアムで苦い思い出を振り払った。２ゴール１アシストの松本は「特別な試合でチームの力になれたのがうれしい」と言った。
次節１２日は敵地で首位町田との直接対決が控える。１試合少ない相手に対して勝ち点差は６。「追いかける立場なのでチャレンジする」と横内監督。逆転での優勝を狙う上で、これ以上離されることは許されない。松本は「気持ちで負けない。チーム一丸で絶対勝ちたい」と表情を引き締めた。
（運動部・名倉正和）
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