静岡醸造と萩錦酒造 地元の酒かす使用のビール開発 4日から提供
クラフトビール製造の静岡醸造(静岡市駿河区)と酒蔵の萩錦酒造(同区)は、原料の一部に酒かすを用いたビール「さけかすIPA-萩錦×静岡醸造」を開発した。静岡醸造直営店など同市葵区の4店で4日から提供する。
酒かすは小麦やオーツ麦と同様、ビールの口当たりをまろやかにするタンパク質やアミノ酸を含むため、ビールの醸造工程で代替投入した。静岡醸造の折山徹郎醸造長は、原料の多くを海外輸入に頼っている現状に触れ、「地元酒蔵の酒かすを使うことで、持続可能な原料調達に資する。ビール原料としての品質の高さも確認できた」と語る。
1杯当たりの量や価格は店ごとで異なるが、酒かすの元になった清酒「萩錦生モト(きもと)純米酒」とともに味わえる。
取扱店は次の通り。
人宿タップルーム(同市葵区人宿町)、クラフトビアステーション(同区紺屋町)、BEER OWLE(同区駿府町)、MUGI(同区宮ケ崎町)
※萩錦生モトのモトは配の己が元