努力と工夫で困難越えて 沼津でパラサイクリストがトーク

 静岡県内ゆかりのパラサイクリストによるトークショーがこのほど、沼津市のキラメッセぬまづで開かれた。「困難に直面しても努力と工夫で乗り越えられる」と日常生活や競技への向き合い方などを語った。

県内とゆかりのあるパラサイクリストによるトークショー=沼津市のキラメッセぬまづ
県内とゆかりのあるパラサイクリストによるトークショー=沼津市のキラメッセぬまづ

 第26回県理学療法学術大会公開講座(県理学療法士会主催)で行われた。東京パラリンピックロード種目2冠の杉浦佳子(掛川市出身)、世界選手権銀メダルの川本翔大(伊豆市を拠点に活動)の両選手が登壇。多くのスタッフとともに理学療法士として2人をサポートする小林敦郎氏(同学術大会長)を交えた3氏が、けがと厳しいリハビリを乗り越えて大舞台で活躍するまでの心情や体験を明かした。
 杉浦選手はリハビリで不可能を可能にしようという理学療法士の姿勢に感動したことも披露。川本選手はトレーニングで心が折れそうになる時、応援してくれている周囲の人たちの顔を思い浮かべていることにも触れた。
 会場にはボッチャなどの体験コーナーも設けた。
 (東部総局・高橋和之)

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