茶業振興貢献の6人を発表 世界緑茶協会 O-CHAパイオニア賞

 世界緑茶協会はこのほど、学術研究や産業技術の分野で茶業振興に貢献した個人・団体をたたえる「O-CHAパイオニア賞」の本年の受賞者6人を発表した。

茶業振興に尽力した受賞者ら=5月下旬、県庁
茶業振興に尽力した受賞者ら=5月下旬、県庁

 有機茶生産に取り組み、発泡性リキュール開発など新規需要創出にも挑む松下芳春さん(掛川市)が産業技術大賞、国産紅茶ブランド「丸子紅茶」の製造技術を確立し、消費拡大につなげた村松二六さん(静岡市駿河区)がO-CHA特別大賞にそれぞれ選ばれた。
 受賞者らは5月下旬、県庁に川勝平太知事を訪ねて受賞を報告し、表彰楯を受け取った。
 このほかの受賞者と受賞理由は以下の通り。
 学術研究大賞 農研機構本部事業開発部・荒木琢也(茶園用防霜ファンの節電型制御技術の開発)▽文化・芸術大賞 ウェイクフォレスト大学教授・ロバート・ヘリヤー(日米両国の史料を基にした日米茶貿易史の研究)▽チャレンジ賞 ファーム・ソレイユ東北・日野朱夏(東北の新たなお茶文化への貢献)チャワン・ジャパニーズティーハウス創業者・ブドア・スティール(中東アジアへの日本茶、茶道、日本文化の紹介)

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