SPAC「おやこ小学校」開講 駄菓子売買 児童が算数学ぶ

 静岡県舞台芸術センター(SPAC)はこのほど、小学生の親子を対象としたアートプロジェクト「すぱっくおやこ小学校」を、静岡市駿河区の静岡芸術劇場で開講した。37組が3日間の日程で、SPAC俳優や地域で活躍する専門家の授業を受ける。

お金に見立てたおはじきで駄菓子を売り買いする参加者=静岡市駿河区の静岡芸術劇場
お金に見立てたおはじきで駄菓子を売り買いする参加者=静岡市駿河区の静岡芸術劇場

 初日は、駄菓子屋Peco(同区)の増井由美子さん(59)が算数を指導。参加者はお金に見立てたおはじきを使い、駄菓子の仕入れや販売価格の設定、売り上げの計算などを学んだ。吉田真歩さん(6)=同区=は「駄菓子を売るのが楽しかった」と満足げ。母真季子さん(41)は「楽しみながら数を学ぶことができた」と話した。
 同プロジェクトは親子で文化芸術に触れる機会を増やしてもらおうと昨年にスタート。企画したデザイナーのYORIKOさん(36)は「親と子が対等の立場で取り組むことで新たな発見があれば」と期待した。7月に浜松、沼津両市でも行う。

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