中学生に走り方指導 袋井 五輪出場高瀬さん講師

 袋井市のトップアスリート交流事業が22日、同市のエコパスタジアムで開かれた。ロンドン、リオデジャネイロ五輪の陸上日本代表の高瀬慧さん(34)=静岡市出身=らを招き、袋井市と森町の陸上競技部に所属する中学生120人が正しい走り方などを学んだ。

中学生に正しい走り方を指導する高瀬さん(中央)=袋井市のエコパスタジアム
中学生に正しい走り方を指導する高瀬さん(中央)=袋井市のエコパスタジアム

 高瀬さんは走りの姿勢づくりのトレーニングや、最後までスピードを維持する技術を指導。参加者からスタートのポイントを問われると「45度の角度(の姿勢)を意識」「体ごと前に出る」「股関節を伸ばす」の3点を挙げた。県西部で走り方を指導する「SPRINT ACADEMY SHIZUOKA(スプリント・アカデミー・シズオカ)」の川瀬聡一朗コーチも講師を務めた。
 袋井市立周南中3年の長谷川瑠生さん(14)は「教えてもらったフォームを意識して練習に取り組む。(高瀬さんは)取り組み姿勢から違うなと感じたので、近づけるよう頑張りたい」と感激した様子だった。
 同市では小中学生が一流のアスリートらから直接指導を受ける機会や、講話を聞く機会を設けている。

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