安倍川花火大会 7月22日開催 打ち上げ1時間半、1万5千発 大会本部が決定

 静岡市の夏の風物詩「安倍川花火大会」の大会本部は16日、同市葵区で総会を開き、今年の大会を7月22日に開催すると正式に決定した。昨年は新型コロナウイルスの感染対策で1時間に短縮した打ち上げ時間を午後7時半から同9時までの1時間半とし、約1万5千発を打ち上げる方針も決めた。

記者会見で安倍川花火大会の概要を説明する原田正男会長(右)=16日午後、静岡市葵区
記者会見で安倍川花火大会の概要を説明する原田正男会長(右)=16日午後、静岡市葵区

 打ち上げ場所は昨年同様、安西橋下流側の4カ所に設ける方向で準備していて、観客の分散や混雑の回避を図る。露店は河川敷内のみとする。昨年は約35万人だった来場者は約40万人を見込む。荒天などの場合の予備日は設けない。昨年9月の台風15号の影響で河川敷の整備が必要なため、桟敷席を設置できるかは市と検討しているという。
 1953年に始めた大会は第70回の節目。総会後に記者会見した原田正男会長は「戦没者の慰霊という趣旨を理解してもらい、静岡市の活性化に向けて大いに頑張りたい」と意気込み、「新型コロナの感染状況が落ち着き、多くの人出が予想される。事前の準備を徹底したい」と話した。
 2018、19年は台風、20、21年は新型コロナの影響で中止し、昨年、5年ぶりに開催した。

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