通園バス園児置き去り防止 静岡市も補助金 2月補正に計上方針

 牧之原市で昨年9月に発生したこども園の送迎バス女児置き去り死亡事件を受け、静岡市は、こども園などの送迎バスの安全対策に補助金を支給する方針を固めた。国が送迎用車両への安全装置装備を義務化したことに伴う対応。関連費約1億5千万円を2022年度2月補正予算案に計上する。27日までの関係者への取材で分かった。

静岡市役所
静岡市役所

 車内の安全確認を怠ると警報を発するなどのシステムを装備する際にかかる費用を補助する。安全装置の装備が義務化される認定こども園や保育所などには車両1台につき18万円、放課後児童クラブなど義務化対象外の施設には1台当たり9万円を助成する。
 登園管理システムや園児の位置情報などを確認できるタグの導入にも補助金を支給する。
 国は牧之原市の事件を受け、全国の通園バスへの安全装置設置を義務化する対策を決定している。

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