家康ゆかりの「蜜柑」収獲 浜松・清瀧寺で二俣小児童
浜松市天竜区二俣町の清瀧寺で16日、二俣小の3年生40人が徳川家康ゆかりのミカンの木で収穫体験を行った。
境内のミカンの木は、家康が植樹したとされる駿府城公園(静岡市葵区)の「家康手植の蜜柑(みかん)」(県指定天然記念物)を枝分けして育てたもの。
収穫体験は、同町で自刃した家康の長男・信康の顕彰活動を行う「信康の会」が、毎年小学生を招いて行っている。同寺は信康の菩提(ぼだい)寺。
家康の甲冑(かっちゅう)を着た柳瀬武志さん(79)ら会員に付き添われ、児童がミカンを収穫した。太田麻結さん(9)は「とてもいい香り。信康や家康の歴史にも興味が出たので調べてみたい」と話した。