焼津中央「ごみ発電」に最優秀 7高校がエネルギー問題解決策

 エネルギーをテーマに社会的課題の解決策を提案する「第4回高校生が競うエネルギーピッチ!」(電気新聞主催、静岡新聞社・静岡放送共催)が20日、静岡市駿河区のグランシップで開かれ、県内の7高校が出場した。ごみ焼却施設での発電効率を引き上げ、生み出したエネルギーを地域活性化にも活用する「スーパーごみ発電」を発表した焼津中央高が最優秀賞に輝いた。

息の合った発表で最優秀賞を獲得した焼津中央高チーム=静岡市駿河区のグランシップ
息の合った発表で最優秀賞を獲得した焼津中央高チーム=静岡市駿河区のグランシップ

 生徒たちは8月から「SDGs達成に向けたエネルギーの変革」を見据え、企業や大学の研究室などの協力を得て実地研究を進めてきた。発表では、山本隆三常葉大名誉教授や開沼博東京大大学院准教授ら審査員が見つめる中、スライドを用いて分かりやすく利点や実現可能性を訴えた。
 発表当日の朝まで説明資料の改善を続けた学校もあったという。山本名誉教授は講評で「どの学校もよく調査していた。社会にすぐ役立ちそうな提案も多かった」と評価した。
 このほかの成績は次の通り。
 優秀賞 科学技術高、三島北高▽敢闘賞 静岡市立高、榛原高▽静岡新聞社賞 駿河総合高▽電気新聞賞 浜松開誠館高

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