高齢者に笑顔届け10年 浜松の元消防士、1000公演到達

 約10年間にわたって県中西部の施設などを訪れ、高齢者らに腹話術や手品をボランティアで披露している浜松市中区和合町の岩瀬光伸さん(71)の活動が通算千回を超えた。近年はコロナ禍で依頼が減ったが、「人を喜ばせたい」との思いを原動力に慰問を続ける。

芸を披露して高齢者を笑わせる岩瀬さん=浜松市内
芸を披露して高齢者を笑わせる岩瀬さん=浜松市内


 元消防士の岩瀬さんは在職中、子ども向けに腹話術で火災予防を呼び掛けた。退職した2012年から本格的に施設慰問を始めた。
 高齢者に少しでも面白いと感じてもらえるように、分かりやすい駄じゃれや昭和の歌謡曲のフレーズを交え、軽妙なトークで笑いを誘う。リピーターになる施設も多く、慰問先で手作りプレゼントを用意してくれるファンもいるという。
 コロナ禍で依頼が減ってもやる気は衰えず、芸の練習に打ち込んできた。公演は9月下旬に千回に到達。「人を喜ばせるには、まず自分が健康に」と、ランニングや筋力トレーニングを欠かさない。「面白かったと声を掛けてもらえるのがやりがいになって、ここまで続けられた。今後も1回1回の公演に全力を尽くしたい」と意欲を見せる。

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