静岡、2部昇格へ白星発進 バスケットボールBリーグ開幕

静岡-横浜EX 第2クオーター、攻め込む静岡のミラー=静岡市中央体育館
静岡-横浜EX 第2クオーター、攻め込む静岡のミラー=静岡市中央体育館

 バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)の静岡は1日、今季リーグ開幕戦を迎え、静岡市中央体育館で横浜EXと対戦し、87-75で破って白星発進した。立ち上がりに12点を連取し、アレクシス・エールセネルがチーム最多の26得点の活躍で相手を振り切った。
 静岡は2日も同会場で横浜EXと対戦する。

▽3部
静岡1勝 87(24―13 15―22 21―21 27―19)75 横浜EX1敗

 

新加入ミラー要所で得点

 終盤に爆発力を見せた静岡が、B2昇格に向けて好スタートを切った。序盤に大きく広げたリードを食いつぶしそうになったが、最終クオーターで27得点。終わってみれば快勝だった。
 4点差まで肉薄された第4クオーターで実力を発揮したのは、今季新加入したバハマ出身のミラーだ。前半は2得点と沈黙していたが、終盤に覚醒した。豪快なダンクを含む3本のシュートを要所で決めて流れを引き戻した。203センチの大男は「チーム一丸となって戦った成果」と謙虚に振り返った。
 ミュラー監督はミラーについて「チームプレーができる貴重な選手」と攻守にわたり球がない場面での献身的なプレーをたたえた。さらに長丁場のシーズンを見据え「日本人選手に得点を取ってもらうためにも彼が必要」と強調した。
 チーム発足後、3シーズン目となる昨季は長崎、A千葉と資金力豊富な2チームに食らいついたものの3位。B2昇格決定戦出場条件である2位に食い込めなかった。「失点を抑えて勝ち切れたのは自信になる」と主将の岡田(沼津中央高出)。昇格が最重要課題となるシーズンが始まった。

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