市長ら8人参考人招致、8月26日 熱海土石流百条委が決定

 熱海市伊豆山の大規模土石流に関する市議会調査特別委員会(百条委員会)は25日、斉藤栄市長ら計8人を8月26日に参考人招致することを決定した。県の担当職員と土石流の起点となった盛り土を含む土地の前所有者の関係者に文書で質疑を行うことも決めた。
 参考人の内訳は、斉藤市長のほか金井慎一郎副市長、退職者を含む市職員3人と、盛り土の現所有者の関係者3人。2度目の参考人招致となる斉藤市長には、不適切に造成された盛り土に関する行政対応や土石流被害の責任についてただすとみられる。
 金井副市長に対しては、「県と市の対応の失敗」と総括した県の行政対応検証委員会の協議内容について確認する。現所有者の関係者らについては、崩落した盛り土に現所有者が立ち入ったことがあるかどうかなどを再度聴取する見通し。
 委員会後の取材に応じた稲村千尋委員長は、次回の参考人招致が最後の質疑の場になるとの考えを示した。

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