掛川産のクリで商品開発 春華堂など事業開始

 春華堂などは20日、掛川産のクリを県内各社が連携して商品開発などにつなげる「掛川栗プロジェクト」の顔合わせと勉強会を兼ねたキックオフミーティングを同社浜北工場(浜松市浜北区)で開いた。

クリについて勉強するキックオフミーティングの参加者=浜松市浜北区の春華堂浜北工場
クリについて勉強するキックオフミーティングの参加者=浜松市浜北区の春華堂浜北工場

 同社をはじめ日本航空中部支社、遠鉄ストア、浜松いわた信用金庫などの地域事業や持続可能な開発目標(SDGs)推進に携わる社員らが、JA静岡経済連とJA掛川市の担当者から解説を受けた。クリは他の果物に比べて収穫量が少なく、十分に採るためには15~20年かかるといった課題を聞き、同JA管内のクリの出荷量が平成元年(1989年)ごろの約50トンから近年は約7トンに減ったという現状も学んだ。
 プロジェクトは今後、クリの収穫や植樹などを経て、各社の連携事業へと発展させたい考え。

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