浜名湖花博 24年3月~6月開催 花や緑とテクノロジー融合

 静岡県は4日、2024年に浜松市内で開く浜名湖花博20周年記念事業実行委員会(会長・川勝平太知事)を設立し、第1回総会を浜松市中区の浜松商工会議所で開いた。基本構想で開催期間を同年3月23日から6月16日までの86日間とし、テーマに「人・自然・テクノロジーの架け橋~レイクハマナデジタル田園都市」を掲げた。04年のイベントで定着した県民の花や緑への高い関心を引き継ぐとともに、先端技術を融合した事業を目指す。
 浜名湖ガーデンパーク、はままつフラワーパークを拠点に、庄内半島など浜名湖一帯を対象エリアとする。2拠点の集客目標は計90万~95万人。開催テーマのテクノロジーとの融合に沿って、デジタルチケットや会場案内のスマートフォン提示などの活用を想定する。先端技術を保有するスタートアップ(新興企業)の参画や提案も促す。
 実行委は鈴木康友浜松市長、影山剛士湖西市長を副会長に、県内の農林水産、花緑、商工観光関係団体、行政など約30団体の代表が委員を務める。基本計画を22年10月、実施計画を23年4月にそれぞれ策定する。
 川勝知事は「デジタル田園都市のモデルとなるよう新時代を先取りする花博にしたい」と抱負を述べた。
 04年の花博は187日間で544万人、14年の10周年記念事業は87日間で129万人が訪れた。

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